国宝　松本城　　天守四階（てんしゅよんかい）

御座の間

● 天守四階は、三階までの各階とは雰囲気がガラリと変わり、室内の趣が違っています。柱が少なく、天井が高い上に、四方から外光が入るので、明るく、広々とした感じを受けます。柱・鴨居（かもい）・長押（なげし）などはすべて鉋（かんな）仕上げで、鴨居の上には小壁もあり、居室風に設えてあります。

● 敷居がないので、建具は用いられていませんが、幕や屏風で仕切れば、入側（いりかわ）と二つの部屋に分かれます。有事に際には、六階と共に、城主の座所になったところと考えられています。

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