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重要文化財 旧開智学校
松本市民の寄付で誕生した学校● 開智学校は、1873年(明治6年)5月に、松本藩の菩提寺である全久院の跡地に開校しました。3年後の1876年(明治9年)4月には、松本市の中心部を流れる女鳥羽川(めとばがわ)沿いに,擬洋風校舎を新築しました。当初は、教室棟を逆L字に配した、瓦葺きの木造2階建ての建物で、白い漆喰の外壁と唐破風造の玄関の上に八角形の望楼を載せた造りとなっていました。延べ面積は2,653uで、収容児童数は1300名規模でした。また、当時の建設費は約1万1千円におよぶ巨額なもので、 そのおよそ7割を松本の全住民の寄附によって調達しました。 ● 1961年(昭和36年)3月には、国の重要文化財に指定され、1963年(昭和38年)3月に閉校し、90年にわたる小学校の歴史の幕を閉じました。翌年8月には、現在の松本市立開智小学校のとなりに解体・移築・復元され、教育資料館として第二の人生を送っています。 ● 所蔵する資料は約8万点にも及びます。
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